指文字とは

人差し指で自分の方を指差すと、手話の「私」という単語です。

この表現に対して、「わ・た・し」と一文字ずつ指の形を変えて表現する方法を「指文字」といいます。

50音一つ一つに決まった形が有り、片手で表現ができます。その形は、例えば親指に残りの4指をくっつけて丸い形を作ると、アルファベットのOの形から「お」。影絵などで お馴染みのキツネの形が「き」。というように、アルファベットや物の形、カタカナや手話数字から指文字はできています。また、濁音や半濁音、長音や拗音なども表現することができます。

手話表現の中では、固有名詞や人名、地名などよく使われる指文字ですが、手話が上達してからも自分の知らない手話単語が出てきた時や、手話を忘れた時に大変便利です。

手話に比べて指文字はむずかしいとよくいわれますが、指文字からできた手話単語もたくさんありますので、指文字をマスターすれば手話学習にとって強い味方になるでしょう。